死ぬ前に書きやがれ

文章を書きたい30歳会社員。音楽とお笑いが好きなので主にその話。時々、感じた別のことも。

星野源LIVE TOUR 2017『Continues』2017.7.22@大阪城ホール

昨年夏、星野源さんのライブを見たお話。遅ればせながら。笑
もうめちゃくちゃ良くて大声で言いふらしたかったけど、ツアーは続くし、多分DVD出るしと我慢していました。DVDも出たので、今ならいいかなと。笑
私が行った2017.7.22@大阪城ホールでの話です。まだDVDも見ず、前回レディクレと同じく記憶を頼りに書くので曖昧・思い違い満載かもしれないです。お手柔らかに読んでください。笑
とにかく良かったということを、少しでもいいから伝えたい。


源ちゃんだって清水音泉!(大声)


俳優・文筆家・歌手、星野源。(この肩書き3点が空でスラスラ出てくる程馴染んでいるのは凄いといつも思います。)
カルチャー好き界隈ではかつてから人気を誇っていた源さんが、世間の誰もが知る大スターとなったのは2016年10-12月期ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の大ヒットが要因だ。平匡さん最高。“恋”めっちゃ流行りましたよね。私も忘年会や2次会で、恋ダンスに大変お世話になりました。笑
そう今や「星野源は誰もが知る圧倒的大衆カルチャー」なんです。

そんなドラマヒット以来初のライブツアー。そりゃライブ行きたいわ!と言わんばかりにチケットも相当な争奪戦だった模様。源さんはファンクラブを設けていない代わりに『YELLOW MAGAZINE』という1年の活動をまとめたオフィシャルイヤーブックを刊行しており、これを購入するとチケット先行に応募ができるようになります。

↓これね。情報量めっちゃすごい。
※今2017-2018年版も予約受付中ですよ…!

この先行で取ってアリーナ40列目とかでした。もはや手に入っただけでも奇跡と言ったところだろうか。

会場はもちろん完売御礼超満員。開演までは妻夫木さんと共演されているサッポロ黒ラベルのCMが流れて早くも歓声があがったり、会場外にはニセ明(源さん扮する布施明さんパロディーキャラ)の等身大パネルとのフォトコーナーに何時間も列が出来ていたり、グッズにも長蛇の列があり……相当なお祭りムード。

そして開演!大きなホールでの照明が落ちた瞬間に、大波の様に広がる「…うわぁー!!!!」の歓声は、何回体験しても鳥肌が立ちます。

〜オープニング〜
声だけ流れるボイスドラマでスタート。
先輩(=歌謡曲)と、後輩(=J-POP)が出会い、お互いの近況を話す。音楽にはジャンルがあり、様々な他ジャンルに圧された歌謡曲先輩は衰退の一途を辿っている。
対してJ-POP後輩は音楽の大道を行く存在。そんな2人の元に聴いたことのない音楽が聴こえてくる。なんだこれは?イエローミュージック?星野源とか言う奴のライブのようだが覗きに行くか…?


マリンバと共についに登場星野源!!1曲目インスト曲の“Fire Cracker”。シャツにベストにと紳士な出で立ちで、背後に豪華なオーケストラを従え、マリンバを叩きまくる姿は早くも素敵最高潮!
初めて聴く“Fire Cracker”という曲。アジアンテイストでワクワクが次第に増していく愉快な曲でした。まさしくオープニングにぴったりな一曲。

「こんばんはー!星野源でーす!」というもはやお馴染みになった挨拶の後に披露された“化物”。続く“桜の森”はライブならではの、ドラム×ギター(源さん)×ギター(長岡亮介さん)の音源よりも長いイントロ。カッティングの応酬は格好良いの極みです。これは贅沢だ…。

大阪城ホールの形好きなんですよね。」から始まったMC。「大阪に来て昨日ジャルジャルの番組を見ました。あと今日は新喜劇を見た。すち子さんが好きです。今日は人情系のストーリーでしたよ。すち子がギャグを関係なく放り込んで面白いのに、ホロリと来る。人情と面白いが組み合わさる文化は大阪ならではのものでないでしょうか。東京はその2つの融合がなく、どちらかだけで作品が出来ます。」
大阪ならでは。なんか褒められた気がして嬉しいですね。笑

続いて“Night Troop”、“雨音”とシングルCDに入っている表題ではない曲を披露。“Night Troop”の重低音がめちゃくちゃ気持ちが良い。“Night Troop”は“Crazy Crazy/桜の森”に、“雨音”は“恋”に収録されています。源さんの曲はシングル表題曲でないものにも名曲が多い。個人的には同じくCrazy Crazyに入っている“海を掬う”が好き。

バカリズムさん、ロバート秋山さん、バナナマンさんが扮する各音楽界著名人からのお祝いコメントVTRが流れた後、「MUSIC VIDEO CLIPで、昔のシングル3曲を続けて聴いた時良いなと思いました。」という言葉を添えて披露された“くだらないの中に”、“フィルム”、“夢の外へ”。
くだらないの中にやフィルムは焦燥や現状への閉塞感が帯びている気がします。恋人との安らぐ時間を持ってみたり、良い事を少しずつ集めて未来へ憧れてみたりして、まぁ仕方ないかと上手くそれをいなして生きていく。しかしそれに対して、夢の外へはもうとにかく外に飛び出してしまえ!というやっちまえ感が好きです。
なんだか上手くいかない、現状はこのままかもしれない、世間と自分はずれているかもしれない。だけど、そんな自分だと自覚した上で、それをフラットに捉え進む視点に変わった様に感じグッと来ました。
3曲続けて聴いたからか、初めてこんな事を思いました。ここが私は1番良かったです。

360°見渡せるセンターステージに移動して弾き語り。曲ごとに向く方向を変えてくれます。
「手拍子したくなるだろうけどしないでね。リズムが難しいからスペインのフラメンコみたいになるよ。笑」と戯けて伝えつつ、完全静寂を作り出し披露された“穴を掘る”。これだけ静かな中で鳴ると、満杯のホールでも近くで聴いている様な気分になりました。
そして続く曲の前に自身が震災で体験したエピソードも語られたナンバーガールカバー“透明少女”。
「学生時代ナンバーガールが好きでした。向井さんと共演する時に自分なりのアレンジでナンバーガールを…とこの曲を演奏しました。2011年の震災発生時ちょうど仕事でホテルに泊まっていて、地震報道を見て心が落ち込んだので、落ち着こうと1人深夜コンビニへ向かったんです。その時エレベーターで乗り合わせたのが仕事を終えたデリヘル嬢。俺も呼びてえーと思いつつ、こんな大変な時に仕事を頑張る姿に感銘を受け、自分も自分の仕事を頑張ろうと思った。その時の彼女に捧げたい。そんな貴方は“透明少女”。」


大好きな細野さんの曲をしてみたいと“マッドピエロ”、細野さんに憧れマリンバを始め、影響を受けて出来たという“時よ”を2曲立て続けに披露。
「この曲を2曲立て続けにしたかったんです!」

そして「みんなで踊りましょうー!」の叫びを皮切りに“SUN”、“恋”、“Week End”ともはや定番となった盛り上がりナンバーを。お客さんのほとんどが思い思いの恋ダンスを踊っていました。凄い!楽しさが溢れすぎる空間!
恋の前に「今回のツアーでもこの言葉が言えるのが嬉しい!昨年めちゃくちゃ歌った曲です!」と嬉しそうに仰っていたのが印象的でした。SUNに続いて、2017年も大ヒット。ファンもめちゃくちゃ嬉しいです。こんなにも活躍してくれてありがとうございます。

「あと1曲で終わりですが、星野源は他のアーティストがしないアンコールをします!笑 1回はけるので手拍子ください。別人が出てきて2曲歌いはけるので、もう一回手拍子。」と懇切丁寧な説明も。笑
「皆が、えー!と惜しむ中無視して、最後の曲を始めるのも良いね。」とツアータイトルの“Continues”を披露。

そしてついに登場、大人気ニセ明!“君は薔薇より美しい”と“Drinking Dance”を高らかに歌い上げる。Drinking Danceニセさんにぴったりですね。好き勝手暴れやすそう。笑

〜エンディングVTR〜
流行りの音楽に圧され自信を無くしていたがニセ明を見ていると悩みが吹っ飛んだ歌謡曲先輩。
「イエローミュージックも良い。歌謡曲もJ-POPも我が道をいこう。」

3時間超えのライブ。圧巻でした。楽しかったー!一躍時の人となった源さんが、発言権を得た今、音楽とはこんなにも最高だと真摯に聴かせにかかったライブだと感じました。
それを暗喩的ではなくVTRを使ったり、自身の曲然り、自身が憧れた人の曲然り、敢えて誰もが知る著名な曲で構成しないという直接的なやり方に、格好よさを感じずにはいられなかったです。

思えば、時の人になろうが、カルチャー界隈で騒がれようが、バンドをしようが、無名の時だろうが、源さんが伝え続けているのは「間口を広く音楽を楽しもう」ということの様に思います。
実際今回のライブきっかけに、細野さんや向井さんの曲を知った方も沢山いるはず。(私も全く無知なので、ライブ後に聴きました。すんげー良かった。昔作られた音に感じないです。今でも最前線。)

源さんについて行ったら、そんな風に色々な音楽を聴けると思うとワクワクせずにはいられないですね。ありがとう、源さん。これからもよろしくお願いします!

1.Fire Cracker
2.化物
3.桜の森
4.Night Troop
5.雨音
6.くだらないの中に
7.フィルム
8.夢の外へ
9.穴を掘る
10.透明少女
11.くせのうた
12.マッドピエロ
13.時よ
14.ギャグ
15.SUN
16.恋
17.Week End
18.Continues

en.1 君は薔薇より美しい
en.2 Drinking Dance
en.3 Friend Ship

【後編】RADIO CRAZY 2017 2日目

※前編と同様にセットリストを載せています。
見られたくない方はスルーをお願いします。


まだまだ余韻残るレディクレ。


★OKAMOTO'S 【R-STAGE 14:15〜】

リハーサルから絶好調に飛ばすOKAMOTO'S 。オカモトショウ(Vo)が、「クラップをしましょう!One time! Two time!……」と煽ると、オーディエンスはショウのカウントに合わせてクラップを重ねる。
そのまま“うまくやれ”を披露。テンションがどんどん高まるオーディエンスに「うまくやれという曲があるんですよ」とハマオカモト(Ba)がさらっと声をかける。
早くも興奮が溢れ出しそうなフロアを他所に、飄々とした出で立ちは最早貫禄さえある。

最新アルバム“NO MORE MUSIC”を携えて、現在全国ツアーを回るOKAMOTO'S 。今回もツアーと同じよう新アルバムの楽曲を中心に披露された。

1曲目“BROTHER”。ネットドラマ「火花」の主題歌にもなった曲でスタート。2曲目“ROCKY”ではショウに合わせ、オーディエンスも拳を振りかざし「Wow〜!」と声を出して応える。

続く“なんかホーリー”ではオカモトコウキ(Gt)が歌声を披露し、一際歓声が上がる。爽やかで柔らかい歌声は、先程まで出来上がっていた渋く重厚な雰囲気の間をゆらゆら漂い、また全く違った空気に入れ替えた様な気がした。

ハマ「僕らレディクレ皆勤賞なんですよ。ROY君も皆勤賞だけど、バンドだと僕らだけ。だから優しくしてほしい。」と802との結びつきを語り、会場を沸かす。

そして新アルバムから3曲“NEKO” “NO MORE MUSIC” “90'S TOKYO BOYS”と畳み掛ける。
この3曲が本当にもう、今までのOKAMOTO'S と一線を画すものだと感じる。

デビュー当時から注目され、煌びやかにスターダムを駆け上がったOKAMOTO'S 。とにかく音が格好良く、演奏が凄く、若手らしからぬ渋さと存在感が圧倒的。しかしその「凄さ」はどこか自分とは全く縁のない遠くで行われているものの様な気がしてならなかった。
“JOY JOY JOY”や“SEXY BODY”の様に、とにかく楽しいパーティーチューンも、聞くところによるとOKAMOTO'S による四つ打ちブームへのアプローチで作られた楽曲であったりして。
包み隠さず言うと「音楽好きだけど、技術的な事やルーツ的な事は難しすぎて分かんねえや」という思いであった。

しかしBROTHER以降に感じる、自分の生活にも根付く季節と哀愁と日常は本当になんなんだ…。めちゃくちゃグッと来た。
続けて披露されたこの三曲は特にそれが凝縮されているような気がする。

なんか上手く例えられていない気もするが、学生時代、部活のエースとかで、文化祭とかでも学校全体を巻き込むような先輩を遠巻きに憧れていたら、5年後ぐらいにたまたま街で見かけたら子供を連れていて「うわ…!なんか暖かい生活が見えてそれも好き!」て感じ。笑
………カリスマに庶民感が見えたら、なんか意外と近い気がして嬉しいてことですね、うん。(一言で終わった。)

雲の上にいるように感じるOKAMOTO'S にも、もちろん当たり前に毎日があって、その上で生活から生まれた音楽を届けてくれていると分かると、以前より俄然愛着が湧く気がするんです。

今回のアルバムで掲げている“音楽、必要ですか?”というテーマ。
今のOKAMOTO'S の音楽、圧倒的な玄人感×素人にも通ずる日常の融合。必要どころか唯一無二だと思います。

1.BROTHER
2.ROCKY
3.BEDROOM
4.なんかホーリー
5.NEKO
6.NO MORE MUSIC
7.90'S TOKYO BOYS




サンボマスター【R-STAGE 17:55〜】

「アホ年末しようぜー!!」と山口隆(Vo/Gt)が雄叫びをあげると、参加したい!!!という気持ちが伝わってくるかのように、入り口から猛ダッシュで舞台に向かって走っていく人、人、人!!!サンボマスターと一緒に楽しみたくて仕方がない人たちでフロアは埋まり、熱気に満たされた。

“世界を変えさせておくれよ” “できっこないをやらなくちゃ”と立て続けにお馴染みのナンバーを鳴らしながら「もっとアホ年末できるだろ!今年は他にもフェスに出たけど、ここで最高を記録するんだよ!」との煽りに、十分すぎるほど盛り上がったオーディエンスが、これでもかと言わんばかりにさらにうねりを増していく。

「ミラクルをキミとおこしたいんです」と山口が歌えば「アホ年末!アホ年末!」と大合唱のレスポンスが起こり、続く“世界はそれを愛と呼ぶんだぜ”では「愛と!平和!」で声が上がる。

クライマックスを迎えたような盛り上がりを見せる会場に山口が「クソみてぇな日常は嘘だ!ライブにいるここの君が本当だ!みんなでアホ年末起こせた君が本当だ!だからどうか死なないでくれ!殺さないでくれ!そんな気分になったら今日のことを思い出してくれ!この三文字を思い出してくれ!」と“YES”が鳴らされた。

単調な日常に忙殺されない様、音楽に縋り付く気持ちがあるリスナーの事を分かってくれるような山口さんの伝え方に、グッと心を鷲掴みにされ、思わず涙が出た。尚冷めない熱狂を帯びる会場の所々で、すすり泣く声も聞こえて来た。短い時間で、多幸感、涙、感動、安心感、圧倒的な楽しさと、感情全部引き出されてぐわんぐわんに揺さぶられる。
サンボマスターとの「アホ年末」は短い時間で起承転結を物凄いスピードで駆け抜けた様な達成感があった。

1.世界を変えさせておくれよ
2.できっこないをやらなくちゃ
3.ロックンロールイズノットデッド
4.ミラクルをキミとおこしたいんです
5.世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
6.YES



はーっ!レディクレ楽しかったです。
これ見て楽しんで、あれ見て感動して、聴いてみたかったバンドちょっと齧れて、やっぱりフェスはお得感あって好きです。
寒さも今年は少しマシだったのかな?上着預けてもなかなか快適に過ごせました。(それか初めて着た超極暖のおかげかもしれない。)

レディクレは会場内でも書き初めあったりおみくじあったり、楽しいです。巨大鏡餅と写真撮れるスペースとかもあったんですけど、わざわざ係の方が、正面ver.と、後ろの鳥居が入るver.とアングル変えて撮ってくださったり…!
802ワナビーズっていう学生の方々が運営されていたようで、絶対音楽好きな学生さんやのに、ライブ見たいはずやのに、笑顔で楽しませようとしてくれるホスピタリティに感動しました。素敵や…。

そして会場でした書き初め。
何事もフットワーク軽く楽しめたらいいなと思います。2018!

【前編】RADIO CRAZY 2017 2日目

昨年末レディクレ2日目に行ってまいりました!

書きたいと思いながら年を跨いでしまった。(明けましておめでとうございます🐕)
脳内の記憶をなんとかかんとか引っ張り出して書いているので、なかなかな曖昧っぷりです。悪しからず…。

セットリストを拝借して記載しています。気になる方はスルー頂けると幸いです。


POLYSICS【R-STAGE 11:05〜】

R-STAGEの1発目POLYSICS
2017年に結成20周年を迎え、記念ライブや対バンツアー、9月には清水音泉主催イベントOTODAMA'17で初日ヘッドライナーを飾るなど、ファンとしてはお腹いっぱい盛り沢山な1年であったが、突如衝撃の爆弾投下。

新メンバー・ナカムラリョウ(Gt/Syn)加入。
(確か平日の午前中にさらっと発表されていた気が…!私は職場のトイレで知りました。←)

リョウさん加入後の大阪ライブは10月のPOLYONSENに続く2回目。
そのライブ以来、めちゃめちゃぞっこんです、私…。新生ポリ抜群に格好良いんすよ!


朝一のステージともあり開場頃はまばらだったフロアも、開始直前には満杯に。
SEが鳴りメンバー登場。(ポリのSEは会場名を入れてくれていたりして、毎度とてもテンションが上がる。)

1曲目に新アルバムの表題曲“That's Fantastic”を披露。これでもかと言わんばかりに溢れる音!音!ポリの魅力は人力で鳴っているのか?と疑ってしまうほどの音の多彩さとポップでキャッチーなピコピコ音だと思っている。
かと思いきや急にゴリゴリにギターが鳴るスーパー格好いいサラウンドが突如飛び出してくる。思わず飛び跳ねずにはいられない楽しさがある。
それが4人になってさらにパワーアップしている様が既に一曲目から伝わってくる幕開けだった。

ポリは歌詞に意味が無いところも特徴だが、“That's Fantastic”の「耳!ほら耳!かっぽじって良く聴けー!」という歌詞には、俺らの新しい音を聴け!ということなのかと勝手に深読みをしてしまいグッと来る。

続く2曲目“Let'sダバダバ”では、おなじみのクラップとコール&レスポンスが随所で沸き起こる。ハヤシ(Vo/Gt)も嬉しそうにステージを走り回りピースサインを決め暴れまわる。

続く新曲“Sea Foo”では「ピッチピチ!Tシャツピッチピチ!」と歌詞に合わせて自分の服を引っ張りピチピチ具合を表現するハヤシのジェスチャーに笑いが起こる場面も。
かと思いきや、“MAD MAC”ではフミ(Ba)、ハヤシ、ナカムラがステージ前方に並び、ベース・ギター・ギターと掻き鳴らす姿はまさしく圧巻。
MCでは「TOISU!TOISU!師走!師走!」という年末ならではのフレーズも飛び出し、愉快に颯爽とライブを締めくくった。

個人的に大ヒットだったのが、リョウさんがギター弾く時はバキバキのゴリゴリに掻き鳴らすのに、シンセ弾く時はピックを口に咥えて(重要)カヨさんを彷彿とさせる様な機械的な動きで淡々と演奏される姿!
なーんだその緩急は!かっけぇ!好き!笑

1.That's Fantastic
2.Let's ダバダバ
3.Crazy My Bone
4.Sea Foo
5.Digital Coffee
6.MAD MAC
7.Young OH! OH!
8.Sun Electric


★MIDNIGHT GARAGE POLYSICS公開収録
【こたつサテライトスタジオ 12:20〜】

FM802土井コマキさんの番組“MIDNIGHT GARAGE”の公開収録。
コマキさんポリとお揃いのつなぎを着てはりました。可愛いなあ。欲しい。作りはったんかなぁ…。

土井「私、今日初めて4人体制のライブを見たんですけど、ナカムラさん加入で今までのポリシックスに無いものが増えた事に気がついたんですよ。他のメンバーには勘違いして欲しくないんですが、色気がある…!ギタリストの!」
ハヤシ「なになに!?俺には無いってこと!?」
土井「いやいや!普段ステージ上で歌ったり弾いたり煽ったり忙しくされてるじゃないですか!だから色気を出す時間がない!」
フミ「凄い大人なフォローされているよ。笑」

この会話凄くうんうんでした。笑
なるほど色気な…!

ハヤシさんとリョウさんには共通点が多々あり、特撮好き、ニューウェーブ好きなどなど。
リョウさんはゴジラのサントラをキーボードで真似るところから、音楽に目覚めていったとか。

ハヤシ「特撮は厳密に言うと俺はウルトラマンで、ナカムラくんゴジラだけどね。」
フミ「どうでもいいわ。」
ちなみにバンド内で特撮の話をするのは禁止。
フミ「二人きりの時に勝手にやってくれ。」笑

またニューウェーブ好きもハヤシさんはDevo等のアメリカ系の音楽を好み、リョウさんはどちらかと言うとヨーロッパ寄りの音楽。
ハヤシ「だから一緒に音作りをしていると、今までのポリには無かった様なアレンジが出てきたりする。」

私が音楽に詳しくない為、ニューウェーブの違いというのがイマイチピンとこなかったのですが、ライブ終わりリョウさんがされていたバンドを紹介されているブログを見つけ、楽曲を聴きうおおおと感動しました。同じピコピコ音やけど全然ちゃうやんけ…!

これです。超いいですね。
It's Only Talking Heads/The Future Ratio
https://m.youtube.com/watch?v=FNAQJoqdcyM

次のツアーは各会場によりコンセプトがあり、全く違ったライブをするとのこと。
ハヤシ「ハヤシお兄さんとか、TOISU禁止とか、あとはPOLYSICS来日公演とかね。」
TOISU禁止気になる…。笑

とにかくライブ終わりにトークも聞けて嬉しかったです…!写真もOKでした。嬉しいね。


★never young beach【R-STAGE 13:15〜】

「ぴょこぴょこしながら聴くようなライブやで。」仲良しの友達が語るネバヤンライブ風景論。
私はネバヤン優しい音楽やし、ふわっとゆったり聴いて…自然の中であるフェスなんて似合いそうだなぁなんて考えていたので、あまり腑に落ちる言葉ではなかったんですが、まさしくでした。全力で裏切られます、ライブ。
CDで聴くとゆったり気分になりますが、生の音はもうゴリゴリです。思わず動き出さずにはいられない。

そんな様子が1曲目“どうでもいいけど”から早くも感じられた。満杯の人で埋め尽くされた会場の至るところで上がる手。飛び跳ねたり、揺れるというよりも踊り出してしまっているような人がどんどん増えていく。とにかく、楽しい。

ライブではおなじみのナンバーとなった、3曲目“あまり行かない喫茶店で”でその楽しい気持ちが溢れ出してどうにも止まらない気分になった。短いイントロから突如始まる「飲めない珈琲飲み干して僕は大人になった気分でいるんだ」という哀愁を帯びたような歌詞に、何気ない日常から幸せが滲み出るような情景が立て続けに歌われる。たまらなく幸せな気分になる。

“明るい未来”のイントロが流れると、会場中からわぁーっと歓声が上がった。曲が進むに連れ、会場の熱気も高まり「抱きしめた」のところで最高潮を迎え、拳を突き上げる人で溢れた。
松島(Gt)と阿南(Gt)が向き合ってギターを掻き鳴らす前で、終始屈託無い笑顔を浮かべる安倍(Vo/Gt)。
安倍は「2018年も最高ハッピーはぐはぐちゅっちゅしていこうぜ〜良いお年を〜!」と締めくくった。緩〜く言っていたにもかかわらず、安倍ちゃんが言うと本当に良い年になる気がしてたまらなかった。
終始楽しかったライブが終わった後も会場は多幸感に包まれていた。

1.どうでもいいけど
2.なんかさ
3.あまり行かない喫茶店で
4.fam fam
5.CITY LIGHT
6.SURELY
7.明るい未来
8.お別れの歌


長くなって来たので、とりあえず一旦終了!

フジファブリック志村さんに想いを馳せて

12/24クリスマスイブでしたね…!(少し過ぎてしまった)
そんな日に毎年どうしても聴きたくなる音楽がある。


フジファブリック。12/24はギターボーカル志村さんの命日です。

▼クロニクル/フジファブリック


フジファブリックの音楽に出会ったのは2010年の夏頃でした。大学生なりたてで、1番自分は何だ…?と考えていた気がします。それまで私はバンド音楽とは無縁だったのですが、何か悶々とした気持ちはずっと心にあって。
私は結構言葉遣いが荒いのですが、突如ポロっと出た言葉に「そんな事いう子なんや…。」と引かれる事がありました。
私は簡単に言うと多分「ええ子ちゃん」です。口からは沢山綺麗事を出して、バイトも学業もその他諸々「頑張ります!」と精一杯取り組む事を美徳として、取り組む、事を演じられる。ヤラしい話先生ウケとかもまあまあ良かった気もします。
でも演じる事は出来ても、実際の本音は他人に引かれるポロっと出た荒い言葉だったりする。
その乖離に悩んだ時がありました。何故他人には良い人と思われたいのかと。自分とはなんなんだと。


その怒りがうぉー!!と何故か音楽にぶつかった時がありました。
今まで好んで聴いていたJ-POPが伝える「頑張れ!進め!未来は明るい!」は気持ち悪い啓蒙書みたいな気がしました。綺麗事ばかりなんやねん!頑張るだけで全て上手く行かんやろと。


そんな時たまたま聴いたバンドの曲。きっかけは「タッタッタッ タラッタラッタッタッ」という摩訶不思議な歌でした。興味を持ってその他の曲を聴いたら全て新鮮でした。
予測不能すぎ。なにこれ?

よくよく言葉を追いかけると、え?同じ人が作ったん?て思うぐらい曲によって違いました。すぐ欝になったり、晴れやかになったり、前向きになったと思ったら、すぐ屈折するし。
ポップな曲ほど歌詞聴いたら切なくなったりもしました。

そして1番衝撃を受けた歌詞。



“何をいったいどうしてなんだろう すべてなんだか噛み合わない 誰か僕の心の中を見て 見て 見て 見て 見て ”



こんなにも感情剥き出しでいいんですか。なんか他人に隠したい事とかも出てるやんと驚きましたが、音楽ってこんな自由に感情を歌っていいんやと、目から鱗でした。
「未来は明るい」って綺麗事だけではなく、なんだか自分の悶々と同じ事を歌っている気がしました。

そして「フジファブリック、好きになった。」と公言し始めたら、他にはこんなのあるよ、これ聴いたら?と教えてくれる人が沢山いて、とてもびっくりしたものです。実際の友達やら、ネット上で知り合った人達やら。

自分が良いと思った音楽(=悶々感情と勝手に仮定)と共鳴している人が全国各地、沢山いると知れたのです。嬉しかった。そしてその音楽を作った志村さんがもっと強くその感情を感じていたのか?と思い始め、気になったんです。志村さんの事。

気になった時に志村さんはもう居なかったんですが、作った張本人が「全国各地に共鳴する人が沢山いる」と気付いていたのかが、とても気になりました。
後々気になって、色々昔の音源聴いたり、映像見たり、記事を読んだりすると、志村さんは「誰か僕の心の中を見て」てなんて歌っていたけれど、最後まで見せずに行っちゃった気もしたり。軽い気持ちで見せたら案外皆同じこと考えてたかもよ、と思ってしまうのは勝手ですかね。

私はリアルタイムで会えなかったから、今でもどうしても憧れの人です。新鮮やし素敵やし、意味分からんし変やし。
実際会っていないのに寂しさを感じるのも、そう思っている方々の感情を受け取ってしまってるだけな気がします。いい事か悪い事かは分かりませんが。


ネットに書いてあった情報から。
「志村さんは人に忘れられることを怖がって歌にするような人でした。」

私は「一瞬で人と自分の結び付きを自覚する手っ取り早い方法は死ぬことだ」 と思っています。
死にたい訳では決してないです。仮説としてこれを良い事とは捉えていないけれど、亡くなると忘れるのではなく、心に永遠に凄い残り方をすると思う。 涙が出て考えて想って、どれだけその人が大きかったか突如どばーっと塊で襲って来る。
人に忘れられるのが怖い、と曲からも伝わるような志村さんが、こういうことになるなんて、もうファンは絶対一生忘れられないです。

なのでずっと聴き続けていきたいと思います。
なんかイブだけフジファブリックの話出しやがってー!とか格好つけて浸りやがってー!とかとか、色々思う事あるかもしれない。私も聴き始めたの遅かったし、偉そうに書くの躊躇う気持ちも無くはない。
でも言葉にしたもの勝ちです、きっと。ツイッターにも志村さんの曲聴いている話とか沢山流れて来てニヤニヤした1日でした。
いいやん。聴き続けたり、好きなら言葉にした方が良い。それが誰かに伝わったらいっそう嬉しいです。

今のフジファブリックも大好きです。
特にこの曲。

▼LIFE/フジファブリック

“ちっちゃい頃に思ってた 未来の姿と今はなんだか 違うようだけれどそれもいっか”



あれだけ志村さんの曲と共に悶々抱いた感情を「まぁいっか」とカラっと吹き飛ばしてくれるような曲が多い気がします。
案外大丈夫やでーって言われている気がして大好きです。



あれからもずっとフジファブリック最高ですもん。好きって言い続けていきたいです。


やっぱり1番好きな歌。

バウムクーヘン/フジファブリック

何をいったいどうしてなんだろう すべてなんだか噛み合わない 誰か僕の心の中を見て 見て 見て 見て 見て

僕は今まで傷を作ったな 自分でさえも分からない 歳をとっても変わらないんだな

僕は結局優しくなんか無い 人を振り回してばかり 愛想をつかさず 僕を見ていてよ

言葉では伝えられない 僕の心は臆病だな 怖いのは否定される事 僕の心は臆病だな だな

いつか満たされる瞬間は来るのか

「なんか楽しいことないかなあ」

 

最近女友達が集まると必ずこの話題が出る気がする。境遇、仕事、性格ばっらばらが集まってもここに集結する気がする。何故だ。

 

ケース1〜恋愛が順調な女編〜

私「もう今の彼氏付き合って長いんちゃうん?」

友「うん!2年半経つ〜」

私「長いなー!結婚とかせえへんの?」

友「次の記念日までにプロポーズされないと嫌やなあ。そうなったら自分から言わせる。笑」

私「すごいなぁ…!幸せやねえ」

友「うん。でもなんかこのままでいいんかなて気もする。」

私「うん。」

友「平日は仕事して明日に備えて早く寝て。土日は遊んで。特に趣味もなく、そのまま結婚して。んー何か楽しいことないかなあ」

私「(´・ω・)」

 

 

ケース2〜仕事が安定している女編〜

友「やばい〜。仕事ほんまに忙しい。」

私「ほんまな」

友「ずっと電話鳴りっぱなしで、しんどい。」

私「ほんまそれ」 

友「でも今の職場残業代出るし、」 

私「うん」

友「有給休暇取りやすいし」

私「うんうん」

友「正社員で雇って貰えてるのも有難いよなあ。しんどくても境遇は恵まれてるもんなあ…。辞められへんよなぁ、やっぱり」

私「そうやんなぁ…。」

友「でも私いつまでここでずっと働くんやろうとは思うな。ほんまにこれでいいんかなあ?とか。なんか楽しいことないかなぁ。」

私「(´・ω・)」

 

 

ケース3〜趣味が充実している女編〜

友「この前好きなバンドのライブ見にいってな、めっちゃ良くて。」

私「うん、ええな。」

友「前見た時よりさらに良くなっていて、会場が広くなっていたり、ファン増えていたりするのも、凄い嬉しくて」

私「うんうん」

友「凄いなぁって思う反面、頑張っている姿見ると自分はなにしてんねんってなってきて。泣けた。」

私「…」

友「なんか楽しいことないかなあ」

 

 

 

 

……楽しいことってなにー!!!!!

 

なんや。恋愛うまく行っていても、安定した職に就いていても、趣味があってもあかんのか!なんやねん!楽しいこととは、なに!

 

楽しいことがしたい=現状よりさらに満足したいってことかと思うんですよね。私が勝手に思う満足は、自分が自分の事認めてくれること、もしくは他人が自分を認めてくれること。自己肯定が満たされた時。あとはもうそんなん考える暇も無いくらい、無心に何かしている時です。(踊り狂ってる時とかですかね。あんま経験ないな。)

 

そう勝手に仮定したら、他人が自分と一生一緒に居たいと望んでくれる結婚なんぞ自己肯定感充足最高峰やないんですか。

安定した会社に選ばれた事、自分が好きな物を追いかけている事、満たされていないんか。

それやのに楽しいことしたいんですか。楽しい事したいだなんて感情こじらせ悶々考えがちな私みたいな奴しか思わないと思っていた。そんなに皆同じこと言うのか。私の周りが類が友を呼んでいるのか。それとも26歳前後の女はそう思いがちなのか。

 

そんな事を悶々と考えていましたところ、会社の先輩に飲みに誘って頂きこの話をした。先輩は美人で朗らかで新婚1年目1つ歳上。いつも前向きでなんでも楽しいー!と変換されてしまう方。私からするTHE・満たされた状態。

 

私「結婚されたら、そういう思いって消えるものですか。」

先輩「いや、むしろ増すで。」

 

…………地獄やないか。

 

いつになったら楽しいこともういいやってなるんですか。何歳?何年後?もっと歳をとったら?何か成し遂げたら?

そういえば人生で自分よくやった!となった事は少ない気がする。いや、世間的に見たらなかなか穏やかに人生送っている気はするけど。

よくやった!が少ないなんて、自信ない×もっとやれるが、こう入り混じってもみくちゃになって、もうなんか満たされない!うむむ!

 

「楽しいことないかなあ、なんてダメだよ!自分から物事を楽しいことにしないと!勝手に起こるなんて思っている時点でダメ。」みたいな事を聞いたこともありますが、そんな何が起こっても楽しいぜ!いやっほい!パーリーパーリー!なんて思考に元からなっているのなら、こんなネチネチなんて悩まねぇよ。なんだよ。

 

楽しいことなんてもういいや、って言うほど満たされた瞬間を人生で迎えた人っているんですかね。あと26歳よ!26歳やからみんなこんな思いを感じるのか、それとも私のコミュニティだけなのか。気になるな、知りたい。

 

 

あーあ。なんか楽しいことないかなあ。

 

 

 

 

 

 

 

初めまして

初めまして。大阪で一般事務OLとして働くばるんばと申します。

突然ながら、このブログを書く経緯と主旨をご説明します。

 

私には、好きなものがあります。

 

お笑いを見る…面白いは格好いい。

音楽を聴く…日本のロックが好きです。心が揺さぶられます。ぶるんぶるん。

そして、文章に触れることです。

 

好きだからといって、芸人さんになりたい!ミュージシャンになりたい!という欲は一度も湧いた事がありません。

ただ、文章だけは「書いてみたい」と発信側に食指が動きました。学生時代は文章を書く機会が多く、mixiやらブログやら大学のレポートやらを、楽しんで書いていました。

 

しかし、それらは全て公に見せるものではなく、ただ自己満足。文章を書くことを続けたり、仕事にしたりする方に憧れてはいましたが、自分には無理だと諦めきったまま、月日と共に欲は薄れ、今は全く関係のない仕事に精を出しています。

 

が、先日ふと頭をよぎりました。

 

「あれ?このまま何もしなければ、何もしなかったなぁと思いながら死んでしまうんだ。」

 

至極当然のことなのですが、ガツーンと来ました。衝撃でした。すると、書きたい、書きたい、書きたい!!!と衝動が止まらなくなったので、公にして文章を書いてみようということになりました。

 

何が書きたいのか、何を書くのか自分でもどうしたいのか分かりません。ただ書きたい衝動に身を任せていこうと思います。

お時間が空いた時に何となく気になるものがあればお付き合い頂けると幸いです。

 

「死ぬ前に書きやがれ」

よろしくお願い致します。