死ぬ前に書きやがれ

文章を書きたい30歳会社員。音楽とお笑いが好きなので主にその話。時々、感じた別のことも。

フジファブリック志村さんに想いを馳せて

12/24クリスマスイブでしたね…!(少し過ぎてしまった)
そんな日に毎年どうしても聴きたくなる音楽がある。


フジファブリック。12/24はギターボーカル志村さんの命日です。

▼クロニクル/フジファブリック


フジファブリックの音楽に出会ったのは2010年の夏頃でした。大学生なりたてで、1番自分は何だ…?と考えていた気がします。それまで私はバンド音楽とは無縁だったのですが、何か悶々とした気持ちはずっと心にあって。
私は結構言葉遣いが荒いのですが、突如ポロっと出た言葉に「そんな事いう子なんや…。」と引かれる事がありました。
私は簡単に言うと多分「ええ子ちゃん」です。口からは沢山綺麗事を出して、バイトも学業もその他諸々「頑張ります!」と精一杯取り組む事を美徳として、取り組む、事を演じられる。ヤラしい話先生ウケとかもまあまあ良かった気もします。
でも演じる事は出来ても、実際の本音は他人に引かれるポロっと出た荒い言葉だったりする。
その乖離に悩んだ時がありました。何故他人には良い人と思われたいのかと。自分とはなんなんだと。


その怒りがうぉー!!と何故か音楽にぶつかった時がありました。
今まで好んで聴いていたJ-POPが伝える「頑張れ!進め!未来は明るい!」は気持ち悪い啓蒙書みたいな気がしました。綺麗事ばかりなんやねん!頑張るだけで全て上手く行かんやろと。


そんな時たまたま聴いたバンドの曲。きっかけは「タッタッタッ タラッタラッタッタッ」という摩訶不思議な歌でした。興味を持ってその他の曲を聴いたら全て新鮮でした。
予測不能すぎ。なにこれ?

よくよく言葉を追いかけると、え?同じ人が作ったん?て思うぐらい曲によって違いました。すぐ欝になったり、晴れやかになったり、前向きになったと思ったら、すぐ屈折するし。
ポップな曲ほど歌詞聴いたら切なくなったりもしました。

そして1番衝撃を受けた歌詞。



“何をいったいどうしてなんだろう すべてなんだか噛み合わない 誰か僕の心の中を見て 見て 見て 見て 見て ”



こんなにも感情剥き出しでいいんですか。なんか他人に隠したい事とかも出てるやんと驚きましたが、音楽ってこんな自由に感情を歌っていいんやと、目から鱗でした。
「未来は明るい」って綺麗事だけではなく、なんだか自分の悶々と同じ事を歌っている気がしました。

そして「フジファブリック、好きになった。」と公言し始めたら、他にはこんなのあるよ、これ聴いたら?と教えてくれる人が沢山いて、とてもびっくりしたものです。実際の友達やら、ネット上で知り合った人達やら。

自分が良いと思った音楽(=悶々感情と勝手に仮定)と共鳴している人が全国各地、沢山いると知れたのです。嬉しかった。そしてその音楽を作った志村さんがもっと強くその感情を感じていたのか?と思い始め、気になったんです。志村さんの事。

気になった時に志村さんはもう居なかったんですが、作った張本人が「全国各地に共鳴する人が沢山いる」と気付いていたのかが、とても気になりました。
後々気になって、色々昔の音源聴いたり、映像見たり、記事を読んだりすると、志村さんは「誰か僕の心の中を見て」てなんて歌っていたけれど、最後まで見せずに行っちゃった気もしたり。軽い気持ちで見せたら案外皆同じこと考えてたかもよ、と思ってしまうのは勝手ですかね。

私はリアルタイムで会えなかったから、今でもどうしても憧れの人です。新鮮やし素敵やし、意味分からんし変やし。
実際会っていないのに寂しさを感じるのも、そう思っている方々の感情を受け取ってしまってるだけな気がします。いい事か悪い事かは分かりませんが。


ネットに書いてあった情報から。
「志村さんは人に忘れられることを怖がって歌にするような人でした。」

私は「一瞬で人と自分の結び付きを自覚する手っ取り早い方法は死ぬことだ」 と思っています。
死にたい訳では決してないです。仮説としてこれを良い事とは捉えていないけれど、亡くなると忘れるのではなく、心に永遠に凄い残り方をすると思う。 涙が出て考えて想って、どれだけその人が大きかったか突如どばーっと塊で襲って来る。
人に忘れられるのが怖い、と曲からも伝わるような志村さんが、こういうことになるなんて、もうファンは絶対一生忘れられないです。

なのでずっと聴き続けていきたいと思います。
なんかイブだけフジファブリックの話出しやがってー!とか格好つけて浸りやがってー!とかとか、色々思う事あるかもしれない。私も聴き始めたの遅かったし、偉そうに書くの躊躇う気持ちも無くはない。
でも言葉にしたもの勝ちです、きっと。ツイッターにも志村さんの曲聴いている話とか沢山流れて来てニヤニヤした1日でした。
いいやん。聴き続けたり、好きなら言葉にした方が良い。それが誰かに伝わったらいっそう嬉しいです。

今のフジファブリックも大好きです。
特にこの曲。

▼LIFE/フジファブリック

“ちっちゃい頃に思ってた 未来の姿と今はなんだか 違うようだけれどそれもいっか”



あれだけ志村さんの曲と共に悶々抱いた感情を「まぁいっか」とカラっと吹き飛ばしてくれるような曲が多い気がします。
案外大丈夫やでーって言われている気がして大好きです。



あれからもずっとフジファブリック最高ですもん。好きって言い続けていきたいです。


やっぱり1番好きな歌。

バウムクーヘン/フジファブリック

何をいったいどうしてなんだろう すべてなんだか噛み合わない 誰か僕の心の中を見て 見て 見て 見て 見て

僕は今まで傷を作ったな 自分でさえも分からない 歳をとっても変わらないんだな

僕は結局優しくなんか無い 人を振り回してばかり 愛想をつかさず 僕を見ていてよ

言葉では伝えられない 僕の心は臆病だな 怖いのは否定される事 僕の心は臆病だな だな

いつか満たされる瞬間は来るのか

「なんか楽しいことないかなあ」

 

最近女友達が集まると必ずこの話題が出る気がする。境遇、仕事、性格ばっらばらが集まってもここに集結する気がする。何故だ。

 

ケース1〜恋愛が順調な女編〜

私「もう今の彼氏付き合って長いんちゃうん?」

友「うん!2年半経つ〜」

私「長いなー!結婚とかせえへんの?」

友「次の記念日までにプロポーズされないと嫌やなあ。そうなったら自分から言わせる。笑」

私「すごいなぁ…!幸せやねえ」

友「うん。でもなんかこのままでいいんかなて気もする。」

私「うん。」

友「平日は仕事して明日に備えて早く寝て。土日は遊んで。特に趣味もなく、そのまま結婚して。んー何か楽しいことないかなあ」

私「(´・ω・)」

 

 

ケース2〜仕事が安定している女編〜

友「やばい〜。仕事ほんまに忙しい。」

私「ほんまな」

友「ずっと電話鳴りっぱなしで、しんどい。」

私「ほんまそれ」 

友「でも今の職場残業代出るし、」 

私「うん」

友「有給休暇取りやすいし」

私「うんうん」

友「正社員で雇って貰えてるのも有難いよなあ。しんどくても境遇は恵まれてるもんなあ…。辞められへんよなぁ、やっぱり」

私「そうやんなぁ…。」

友「でも私いつまでここでずっと働くんやろうとは思うな。ほんまにこれでいいんかなあ?とか。なんか楽しいことないかなぁ。」

私「(´・ω・)」

 

 

ケース3〜趣味が充実している女編〜

友「この前好きなバンドのライブ見にいってな、めっちゃ良くて。」

私「うん、ええな。」

友「前見た時よりさらに良くなっていて、会場が広くなっていたり、ファン増えていたりするのも、凄い嬉しくて」

私「うんうん」

友「凄いなぁって思う反面、頑張っている姿見ると自分はなにしてんねんってなってきて。泣けた。」

私「…」

友「なんか楽しいことないかなあ」

 

 

 

 

……楽しいことってなにー!!!!!

 

なんや。恋愛うまく行っていても、安定した職に就いていても、趣味があってもあかんのか!なんやねん!楽しいこととは、なに!

 

楽しいことがしたい=現状よりさらに満足したいってことかと思うんですよね。私が勝手に思う満足は、自分が自分の事認めてくれること、もしくは他人が自分を認めてくれること。自己肯定が満たされた時。あとはもうそんなん考える暇も無いくらい、無心に何かしている時です。(踊り狂ってる時とかですかね。あんま経験ないな。)

 

そう勝手に仮定したら、他人が自分と一生一緒に居たいと望んでくれる結婚なんぞ自己肯定感充足最高峰やないんですか。

安定した会社に選ばれた事、自分が好きな物を追いかけている事、満たされていないんか。

それやのに楽しいことしたいんですか。楽しい事したいだなんて感情こじらせ悶々考えがちな私みたいな奴しか思わないと思っていた。そんなに皆同じこと言うのか。私の周りが類が友を呼んでいるのか。それとも26歳前後の女はそう思いがちなのか。

 

そんな事を悶々と考えていましたところ、会社の先輩に飲みに誘って頂きこの話をした。先輩は美人で朗らかで新婚1年目1つ歳上。いつも前向きでなんでも楽しいー!と変換されてしまう方。私からするTHE・満たされた状態。

 

私「結婚されたら、そういう思いって消えるものですか。」

先輩「いや、むしろ増すで。」

 

…………地獄やないか。

 

いつになったら楽しいこともういいやってなるんですか。何歳?何年後?もっと歳をとったら?何か成し遂げたら?

そういえば人生で自分よくやった!となった事は少ない気がする。いや、世間的に見たらなかなか穏やかに人生送っている気はするけど。

よくやった!が少ないなんて、自信ない×もっとやれるが、こう入り混じってもみくちゃになって、もうなんか満たされない!うむむ!

 

「楽しいことないかなあ、なんてダメだよ!自分から物事を楽しいことにしないと!勝手に起こるなんて思っている時点でダメ。」みたいな事を聞いたこともありますが、そんな何が起こっても楽しいぜ!いやっほい!パーリーパーリー!なんて思考に元からなっているのなら、こんなネチネチなんて悩まねぇよ。なんだよ。

 

楽しいことなんてもういいや、って言うほど満たされた瞬間を人生で迎えた人っているんですかね。あと26歳よ!26歳やからみんなこんな思いを感じるのか、それとも私のコミュニティだけなのか。気になるな、知りたい。

 

 

あーあ。なんか楽しいことないかなあ。

 

 

 

 

 

 

 

初めまして

初めまして。大阪で一般事務OLとして働くばるんばと申します。

突然ながら、このブログを書く経緯と主旨をご説明します。

 

私には、好きなものがあります。

 

お笑いを見る…面白いは格好いい。

音楽を聴く…日本のロックが好きです。心が揺さぶられます。ぶるんぶるん。

そして、文章に触れることです。

 

好きだからといって、芸人さんになりたい!ミュージシャンになりたい!という欲は一度も湧いた事がありません。

ただ、文章だけは「書いてみたい」と発信側に食指が動きました。学生時代は文章を書く機会が多く、mixiやらブログやら大学のレポートやらを、楽しんで書いていました。

 

しかし、それらは全て公に見せるものではなく、ただ自己満足。文章を書くことを続けたり、仕事にしたりする方に憧れてはいましたが、自分には無理だと諦めきったまま、月日と共に欲は薄れ、今は全く関係のない仕事に精を出しています。

 

が、先日ふと頭をよぎりました。

 

「あれ?このまま何もしなければ、何もしなかったなぁと思いながら死んでしまうんだ。」

 

至極当然のことなのですが、ガツーンと来ました。衝撃でした。すると、書きたい、書きたい、書きたい!!!と衝動が止まらなくなったので、公にして文章を書いてみようということになりました。

 

何が書きたいのか、何を書くのか自分でもどうしたいのか分かりません。ただ書きたい衝動に身を任せていこうと思います。

お時間が空いた時に何となく気になるものがあればお付き合い頂けると幸いです。

 

「死ぬ前に書きやがれ」

よろしくお願い致します。